看護研究において、テーマが決まり文献検索や文献検討の次に行うのは、研究計画書の作成です。
研究計画書では、自分の決めたテーマや疑問点を明らかにするため、「どのような考えを持ちどのような方法で研究を行うのか」を説明します。
テーマが決まって研究を進めていくうちに、次にやることや目的が何だったのか、わからなくなることは珍しくありません。
そうなったときに備え、看護研究のテーマや目的、改善点、着地点を記入した研究計画書を作成しておくのです。
これは、研究をあるべき方向へ進める道筋となります。
看護研究を効率良く進めるためにも、研究計画書の作成は欠かせません。
また、研究計画書の書き方は型が決まっています。
その型に当てはめて書くことで、スムーズに作成を進められるでしょう。
まずはタイトルを決め、その後に看護研究の背景、看護研究の意義、看護研究の目的を記入します。
そして、研究の対象は何(誰)か、データの収集方法、分析方法について記しましょう。
次に記入する倫理的配慮は、個人情報保護やプライバシー保護などの倫理的な注意事項のことです。
以上に挙げた項目について、なるべく具体的に書いていきましょう。
初めての看護研究ではわからないことも多く、研究計画書を書くだけでも時間がかかってしまいます。
その際には、過去の研究を参考にしながら書いてみるのも一つの手です。
場合によって病院側が研究計画書の形式を決めている場合もあるため、確認してから進めていきましょう。